沢近愛理と塚本八雲
堀江由衣と能登麻美子
沢近愛理と塚本八雲というのはスクールランブルのダブルメインヒロインです(異論は認めない)
彼女らの声優は、沢近愛理が堀江由衣さんで、塚本八雲が能登麻美子さんですね。
ちなみに僕は沢近愛理派です。
皆さんはどちら派でしょうか。
周防派、かれん派、天満派など、人によって好みは千差万別だと思います。
沢近愛理
一番印象に残っているのはやっぱり……播磨と愛理がダンスをしながらフェードアウトしていく、後夜祭の1シーンでしょうか。
この前のブログでもラブコメ・恋愛漫画について色々と書きましたが、あのシーンは世のモテない男子諸君に、「少年漫画として」一度は生で味わってみたい妄想を「追体験」させてくれました。
ちょっと気になるあの子を何とか救うため、自己犠牲によって起こした行動を周りから誹謗される。
しかし、誰からも羨望を向けられるあの子だけは、その行動の真意を知っている。
でも決して、憧れのあの子がその行動の真実を公表することはない。
何故なら、自分を救ってくれたという宝物に等しい事実を、ただ一人自分の裡に秘めておきたいから。
だから彼女はなんとも無色透明な声音で、ただ彼に手を差し伸べる。
「ありがとう」と。
状況を飲み込めずにとりあえず頷く彼。
でも彼は気づいていない。
そっぽを向いた彼女の頬が、声音とは正反対の、まるでりんご飴を想わせる朱で染まっていることをーー。
とかいうね!
ホント、とかいうね!
まさに、教室にテロリストがやって来て突然特殊な戦闘能力に目覚めた自分がクラスで一番かわいいあの娘を救ってジ・エンドという妄想のラブコメ版みたいなもんです。
当時って言えばツンデレ全盛期です。
そりゃあ、浅く広く流されやすく面倒くさいことに定評のある僕はこれでイチコロ。ハマりますよねっていう。
「ツンデレ」って枠組みでサブカルコンテンツを俯瞰すると、 まさに千万無量ですけども、ここまでツンデレって言葉を体現出来ているキャラクターって、沢近愛理以外はいないのではと思ってしまいます。
ぶっちゃけ、スクランZで出産したと思わしき(明言はされていない)場面を初めて読んだ時は口の中がしょっぱかったのをよく覚えてます。
今更と言われようが、ここで改めて書きたい。
愛理ちゃん、本当におめでとうございます。
塚本八雲
沢近愛理というキャラクターを語る上で、相反しているのにもかかわらず、欠かせない。
それが塚本八雲だというイメージが強い。
今想えば「クーデレ」という言葉が流行したのも、彼女の台頭が大きく起因しているようにも思えます。
……まぁナデシコのルリルリが開祖なんでしょうけど。
自分は先ほどから書いている通り沢近愛理派なので、播磨拳児を巡って沢近愛理と対立した塚本八雲というキャラクターが憎き存在だったことは確かです。
しかし、彼女がいなければ沢近愛理は輝いていなかっただろうし、それは塚本八雲にとっても同じでしょう。
あ、でも、ぶっちゃけ今になって考えてみると、やくもんの方が可愛いとか思ったりしなくもうんぬんかんぬん。
スクランという作品
今回スクランについて触れたのは、本棚にスクランがあったからという安直な理由なわけですけども。
今ここまでの文章読み返したらキモオタ丸出しでサブイボでした。
とはいえ、もうかなりの間隔が空いてもこうやって想いを語れる作品ってのはいいなと素直に思います。
ツンデレキャラが減り始めていた昨今。
それに期待して。
ご拝読ありがとうございました。